中学生・高校生の週末 水彩画教室

ティーンエイジャーのための本格的な水彩画講座です

 

この講座について

この講座では絵を描くことがほんとうに好きな中高生の皆さんを対象に、透明水彩の基本

をしっかりと学んでいただき、表現力や描写力、観察力を確実に伸ばして行きます。

本人の意欲、主体性を重視し、一人ひとりと相談しながら個別のカリキュラムを決めて

行きますので、やりたい事を楽しみながら上達することができます。

 

またこの講座は美術系大学を目指すための予備校ではありません。皆さんが透明水彩を

心から愛し真剣に描いて行くことで、芸術全体に対しての感性や造詣が深まり、

受験という一つの目的や枠に止まらない広い視野で物事を捉えていただくことを目的としています。

 

とは言え、美大受験に対して当講座が全く対応していないワケではありません。

例えば芸大の「日本画専攻」の試験では水彩による着彩写生がありますし、

「工芸科」や「デザイン科」ではモチーフを構成する平面表現があります。前者の日本画・

着彩写生に関しては講座の性質上 似通った内容ですし、後者の平面表現に関しても、

私自信が大切にしていることであり、講座の中で度々取り入れる課題でもあります。

 

 

講座の特徴

 

1、個別に指導します

授業を始める時期や絵を描くペース、描きたい物やそうでない物、自分が描く将来像や目的など、

一人ひとり違うのは当然のことです。レッスンはそれぞれの個性に合わせた内容を作って行きます。

最初は皆さん同じ様な内容の授業を行いますが、年齢や個性に応じて 相談し合いながら徐々に

異なるカリキュラムに移行して行きます。  

※面接相談についてはトップページを最下部をご覧ください。

 

 年齢別による指導の目安

例えば12歳と19歳とでは、指導方法や授業形態が大分異なってきます。下に年齢別に

指導の目安やご本人の気の持ちよう等を書きましたので参考にしてください。

 

    12〜13歳(中学1年)大らかに水彩画を描いて行き、楽しさや魅力を発見してほしいと思います。

    13〜14歳(中学2年)水彩の楽しさが分かって来る頃なので、思う存分描いてほしいと思います。

    14〜15歳(中学3年) 高校受験の年、水彩の楽しさを感じながら、気分転換になればと思います。

    15〜16歳(高校1年)水彩の色々なことが分かって来る頃、じっくりと描いて行ってほしいと思います。

    16〜17歳(高校2年) かなり上達する時期、様々な課題にチャレンジしてほしいと思います。

    17〜18歳(高校3年) 大学受験 等の年、美大受験、普通大学受験、就職と方向性がそれぞれ違います。

                 個別指導の基、自分の世界を追求してほしいと思います。

 

 

2、無理のない日程

授業のペースは月に2回ほどですが、時には出席できなこともあるかと思います。

そこで講座日や時間帯(昼の部・夕方の部)など、ご都合の良い日時を選べるようになっています。

 

3、飽きのこない様々な課題

透明水彩を描くことは本当に楽しいですが、毎回同じような内容や練習ばかりでは続くものも

続きません。毎回新鮮な気持ちで描けるように 様々なモチーフや、異なるアプローチを

予定しています。下の「主な授業内容」をご参照くだされば、ある程度のイメージが

湧いてくるのではと思います。

 

主な授業内容

 

いろいろ描いているうちに、いつの間にか上達

「毎回違う課題?、大変だ。」と思う方も中にはいるかも知れません。しかし上手く行かないこと

があっても全然問題ありません。気持ちを楽して水彩画を描くことを楽しんでください。

細かいことは気にせず、直向きに描いてさえいれば、きっと上達することでしょう。

 

大項

項目

   詳細

 

基本

ぼかしの習得

必要な筆、コツ、練習、極意

 

にじみの習得

必要な筆、コツ、練習、極意

 

重色について

透明感を保つ、重色回数

 

さまざまな技法の習得

ウォッシュ、かすれ、スパッタリング、塩、

 

空気遠近方、グリザイユ、リフティング、他

 

水彩専用デッサンの習得

水彩画のデッサンとは、線の種類、

 

観察

観察眼を養う

光の方向、陰影の出来方と影、遠近の色調

 

錯覚について

錯覚を自覚する、微弱なトーンを発見する

 

楽しさ

水が作り出す表情

水加減、水が作り出す表情を楽しむ

 

透明水彩の魅力

明るさ、透明感、空気感

 

知識

色について

色相、混色のコツ、補色、絵の具について

 

形を正確に

目線、消失点、透視図法

 

水彩紙について

水彩紙の種類、描き方と紙の相性

 

手順

手順の基本

下地、中塗り、仕上げ(細部・アクセント)

 

手順の応用

描く絵によって手順が変わる、様々なルートがある

 

絵作り

構図について

風景を切る、主役と脇役、省略と強調

 

画面を構成する

物を構成して描く、デザイン的に描く、

 

表現について

印象や心象を描く、描く前にイメージする、イラストを描く

 教材の例 

※イメージ画像です   ※画像をクリックすると拡大表示されます

ぼかしの練習

 

少し高度なぼかしで

ぼかしで物を描く

 

にじみで枯葉を描く

 

にじみの練習

 

2色で混色

 

水と絵の具の作用

 

透明水彩絵の具の種類

 


さまざまな水彩紙とその個性

 

風景・広い面積をキレイに塗る

 

イラストを描く

鉛筆デッサン

 

光と陰影を捉える

 

描写力を身につける

強弱をつけて線を描く

 

色に惑わされず、立体感を大切に

 

画面を構成する

にじみで模様を描く

 

裏ワザ:水をスプレーして

葉の表情をつくる